3-Analysis(分析)
00kenno
計画書を分析し,計画を遂行するために必要なことを仕様書としてまとめる.
機能要求の分析
機能を達成するために必要な部品,構成を考える.
先代の資料や意見を参考にする.
[!NOTE]
時間的・技術的余裕が十分に無い限り,
センサー類は既製品のDIP実装(ピンを使ってはんだ付けする実装)が
できるモジュールを採用することをおすすめする.
(例)26代
構成
- (ロガー電装部)
- エアデータ電装部(中枢マイコンはここ)
- 機体下電装部
- 電源部
- スピーカー電装部
- ラダー電装部
- 尾翼駆動部(サーボモーター)
配置
- 組み立て工数削減のため,24代・25代における
「メイン電装部」と「エアデータ電装部」を統合する.
- エアデータ電装部はフレームに接続したセンサーマウントに搭載する.
- センサーマウントを構成する縦のパイプの前方に「電源部」を設置する.
- これらをまとめてカーボン製のドーサルフィンで囲う構造とする.
- 「機体下電装部」は先代と変わらず,超音波を下方に発する必要があるため
機体下部のカウルに穴を開けて取り付ける.
- 「ラダー電装部」はパイロットが握る前方のパイプに取り付ける.
- 「ラダー電装部」はかなり上の方に取り付け,パイロットが握る部分に余裕をもたせる.
- 「スピーカー電装部」はコクピフレームに結束バンドで取り付ける.
- 「尾翼駆動部」について,サーボモーターの筐体や尾翼桁の加工,
サーボモーター取り付け用部品の製作は接合班に依頼する.
ロガー電装部
- CSV形式での保存はカンマ区切りの文字列通信により実現する.
- 技術的制約から,基板間通信はArduino標準関数で使用できるUARTを採用する.
- ノイズ対策として,シールド付きロボットケーブルを介して通信する(最大460800bps).
- データの安全性を担保するため,SDカードモジュールを3個搭載し,
内1個は中枢マイコンとは別の基板に設置する.
- センサー選定
| 取りたいデータ |
測定対象 |
➔ |
センサー |
必要な精度があるか |
| (例)機速 |
気圧(差圧) |
➔ |
SDP31 |
◯(0.1Pa) |
| (例)姿勢 |
クオータニオン |
➔ |
BNO055 |
◯(誤差最大3%,地磁気精度±2.5deg |
| : |
: |
: |
: |
: |
| センサー |
必要な通信距離 |
➔ |
通信方式 |
センサー対応可否 |
通信に必要な線数 |
| (例)SDP510 |
約10cm |
➔ |
I2C |
◯ |
2 |
| (例)BNO055 |
約5cm |
➔ |
I2C |
◯ |
2 |
| : |
: |
: |
: |
: |
: |
- マイコン選定
- UARTやI2Cバスの豊富さから,中枢マイコンには24代・25代と同様にRP2040を使用する.
- パイロットへの伝達やデバッグログの取得のための補助マイコンとして,
WiFiが使用可能なSeeed XIAO ESP32S3を使用する.
- その他,各基板のマイコンには,小型で安価なSeeed XIAO RP2040を使用する.
- デバッグログの取得は,通常のスマートフォンで利用できるWiFiキャプティブポータルを使用する.
- 電圧監視は,測定点の電圧を抵抗で分圧し,補助マイコンのADCで直接読み取る.
電源部
- LiPoバッテリー(3セル,11.1V)を用いる.
- この電圧設定である理由は,鳥科で使用するサーボモーターの電源電圧が9-12Vであるため.
- 着水時に水没しないように,3Dプリンターで印刷したケースの蓋の部分には
シールテープを巻く.
- 異常な電流が流れた際の保護として,リセッタブルヒューズを用いる.
ラダー電装部
- 25代は筆者作成のポテンショメータによるレバー型で精度不足.
- 26代ではレバー型は維持しつつも,測定を荷重検出によるものとする.
- 荷重検出はロードセルで行い,オペアンプによって増幅したものをADCで読み取る.
- 可動部品の削減または排除による,精度と耐久性の向上を目論む.
- ニュートラル調整(トリム)のための可変抵抗を装備する.
機体内通信を含む,無線通信で操舵を行ってはならない.(大会ルール)
尾翼駆動部
鳥科23代電装班長のブログや
鳥科25代電装班長の引き継ぎ資料
を参考にさせていただきました.誠にありがとうございました.